:::「年賀状」:::

2005.1.1

 毎年年賀状が出される数が減ってきているらしい。
 それは、インターネットや携帯電話の普及、人間関係の希薄化、義理のつき合いの敬遠などが原因だろうか。
 たしかに、年賀状のやりとりだけのつき合いで、年に一度会うか会わないかわからないという人もたくさんいる。
 しかしながら、だからこそ少しでもぼくが今どうしているのか、何しているのかを相手に伝えるために、年に一度でいいから年賀状を出す。相手にすれば返事を出すか出さないか迷うことになるのかもしれない。でも、それがぼくの義理立ての印。
 年賀状がなくなれば相手の存在からぼくが消えるかもしれない。年に一度、自分のことを伝えられるきっかけがなければどうやって相手にぼくのことを伝えられるだろう…どこかそんな恐怖感さえある。
 あえて言うなれば、ふだんから連絡を取り合っている間柄であれば逆に年賀状など必要ない。年に一度だから必要なもの。
 ぼくは毎年その義理を果たし続けようと思う。

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